経済財政運営の基本指針、いわゆる「骨太の方針」の原案が示されました。各紙で注目点がやや異なりますが、全体像の理解には以下が参考になります。
政府の「骨太の方針」原案の要旨
2021年6月9日 23:45
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA091WG0Z00C21A6000000/
グリーン化、デジタル化、地域活性化、多世代支援、働き方改革などこれまでの政策の延長・発展とともに、新型コロナウイルス感染症の克服とポストコロナの経済社会を見据えたビジョンを大きな柱としています。感染症で浮き彫りとなった多くの課題が政策の背景に強く表れているようです。
地方創生にも力点が置かれています。
地方創生、賃上げが柱 都市部の人材呼び込み狙う 中小企業は反発・骨太原案
6/10(木) 7:07配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c2eb8e5b2e8266abd3b5d4c9a3b996ee913245b
これについては成長戦略会議議員でもあるデビッド・アトキンソン氏の記事が公開されています。結構衝撃的な部分を含んでいます。
「経営者の報酬」を減らして最低賃金を引き上げよ
衝撃!「中小企業の労働分配率80%」に潜む欺瞞
デービッド・アトキンソン : 小西美術工藝社社長
2021/06/09 7:00
要点は以下(本文から抜粋)。
日本に必要な「3つの経済政策」
最低賃金の引き上げは世界の大潮流
ヨーロッパでも最低賃金を引き上げる国が続出
「2021年10月」は引き上げの絶好のタイミング
「最低賃金を引き上げると失業率が上がる」という神話
国際的に見て「異常に低い」日本の最低賃金
「韓国では経済がメチャメチャになった」という俗説
最低賃金の引き上げが地方経済に与える影響
「中小企業は労働分配率が高い」に潜む欺瞞
同氏による以下の記事も参考にしたいところ。
こんなに「日本企業がケチになった」根本的な原因
「賃上げ」も「設備投資」もしなければ縮小は必然
デービッド・アトキンソン : 小西美術工藝社社長
2021/05/19 9:00
以上
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