◇前ブログ(ウェルビーイングって何だ?)において、ハピネス(幸福)とウェルビーイングとの違い、日本人の幸福感が低い理由、などについて、対話型AIのChat GPTの回答を参考にしながら、議論しました。Chat GPTは、ウェブにある大量の情報から最もありうる事柄、最大公約数的な情報を抽出し、整理して判りやすい文章にしてくれるので、幸福といった抽象的概念をも短時間で理解できることを再認識しました。本ブログでは、ウェルビーイングが感じられる幸せな社会の実現のためには、どのようにしたら良いか、その方法論に立ち入っていきましょう。なお、前ブログと同様、Chat GPTの回答と筆者の意見を区別するため、後者の文頭に◇を付します。(色も変えます)
ウェルビーイング、幸福感を高めるには?
Q1:幸福感を感じにくい日本人が、幸福感をより強く感じられるようにするにはどうすれば良いですか?
A1:日本人が幸福感を感じやすくするためには、以下のようなアプローチが考えられます。
1. 働き方改革の推進
過剰な労働時間やストレスを解消するために、働き方改革を推進することが必要です。労働時間の短縮やフレックスタイム制度の導入、リモートワークの推進など、柔軟な働き方を促進することが求められます。
2. 社会的孤立の解消
社会的孤立を解消するためには、地域コミュニティの活性化や、人々が集まりやすい場所の整備が必要です。また、人間関係を深めるために、コミュニケーション能力の向上を目指すことも重要です。
3. 社会的不平等の是正
社会的不平等を是正するために、貧困層の支援や、教育格差の解消などが必要です。また、就職や社会的地位に偏りが生じないよう、公正な社会システムの構築が求められます。
4. 創造性や自己表現の促進
学歴社会からの脱却を目指し、学びの喜びや創造性を奪わない教育システムの構築が必要です。また、多様性や個性を尊重する社会風土の形成が求められます。
以上のようなアプローチが実行されることで、日本人が幸福感をより強く感じられるようになる可能性があります。ただし、これらの改善が一朝一夕に実現するわけではなく、時間と努力が必要です
◇ここで示されている幸福実現への提案は、すべて納得感を強く覚えますが、よく言われていることの集約にすぎないとも言えるでしょう。優先度は示されていませんが、いずれも重要な考え方であり、一つ一つ心に刻み、まちづくりを進める上でも、常に忘れないようにすべきとおもいます。次に、地方都市の市民が幸せな暮らしを得るにはどうしたら良いか、ストレートに質問してみましょう。
Q2:日本の地方都市の市民が、ウェル・ビーイングをより強く感じられる住みよいまちを作るためには、市民はどうすればよいですか?
A2:日本の地方都市の市民が、ウェル・ビーイングをより強く感じられる住みよいまちを作るためには、以下のような取り組みが有効です。
1. 市民参加型のまちづくり
市民がまちづくりに参加し、自分たちが暮らす街を共につくることで、まちづくりに対する関心や責任感を高めることができます。市民が自分たちでアイデアを出し、実際に手を動かしてまちを作り上げることで、ウェル・ビーイングを高める取り組みを実現することができます。
2. 自然環境の保全と活用
地方都市は自然豊かな場所が多いため、自然環境を保全し、市民が自然を身近に感じることができる場所を整備することが重要です。例えば、公園や遊歩道、自転車道などを整備し、市民が自然に触れることができる場所を増やすことが必要です。
3. 地域コミュニティの活性化
地域コミュニティを活性化し、人と人とのつながりを深めることで、地域の安心・安全や健康につながることができます。例えば、地域のイベントやボランティア活動などに参加し、地域の人たちと交流することで、地域に愛着を持ち、ウェル・ビーイングを高めることができます。
4. 健康的なライフスタイルの推進
市民が健康的なライフスタイルを送ることができる環境を整備することが必要です。例えば、運動施設やスポーツクラブ、健康食品店などを整備し、市民が健康に生活することができるようにすることが必要です。
以上のような取り組みを市民が積極的に行い、地域全体でまちづくりに取り組むことで、ウェル・ビーイングをより強く感じられる住みよいまちを作ることができます。
◇既に検討された結果の集約とはいえ、具体策を含めた貴重な対応策が網羅されていることに感動します。市民目線に立った提案であり、私たちが普段から抱いているビジョン、方向性とほぼ一致する点には安心感があります。そのことについてさらに掘り下げてみましょう。
Q3:市民が未来を想像し、描いた夢やビジョンを実現しようとするときに大切なことは何ですか?
A3:市民が未来を想像し、描いた夢やビジョンを実現するためには、以下のようなことが重要です。
1. 目標を設定する: 実現したい夢やビジョンに基づいて、具体的な目標を設定しましょう。目標が明確になれば、実現するために必要なステップが見えてきます。
2. 協力者を見つける: 一人で目標を達成することは難しいです。共感し、協力してくれる仲間を見つけましょう。仲間がいると、励まし合い、相談し合うことができます。
3. アイデアを出し合う: 目標を達成するために、アイデアを出し合いましょう。アイデアは、新しい視点や知識、経験から生まれることがあります。意見の違いがあっても、意見を出し合うことで、より良いアイデアが生まれることがあります。
4. 行動する: 目標を達成するためには、行動が必要です。自分たちでできることから始めましょう。失敗や課題があっても、挑戦し続けることが大切です。
5. コミュニケーションを大切にする: 目標を達成するためには、コミュニケーションが重要です。意見のすれ違いや誤解を避けるために、積極的にコミュニケーションをとりましょう。
以上のように、目標を設定し、協力者を見つけ、アイデアを出し合い、行動し、コミュニケーションを大切にすることが、市民が未来を想像し、描いた夢やビジョンを実現するために重要です。
◇考案したアイデアや夢を実行に移そうとするとき、やみくもに行動してしまいがちですが、ここに示されるような、着実なアプローチは大切な道しるべになると思います。私たちがまちづくりできほんとする「協創」という概念をまさに具現化するための的確な助言です。ただ、これらのアプローチ方法は客観的で正しいといえる半面、実行する人間には感情があるため中々方法論通りには進まないものです。そこで最後に以下の質問をしてみました。
市民のモチベーションを高めること
Q4:ウェルビーイングが感じられる、魅力的な地方都市の実現を目指して、市民が協働して創造していく場合、市民のモチベーションを高めるにはどうしたら良いですか?
A4:市民のモチベーションを高め、協働で魅力的な地方都市を創造するためには、以下のような方法があります。
1. 目標を共有する:
魅力的な地方都市を創造するための目標を、市民全員が共有することが大切です。目標が明確になれば、市民たちはその実現に向けて協働する意欲が高まります。
2. 参加しやすい環境を整える:
市民が参加しやすい環境を整えることで、参加者が増え、モチベーションも高まります。例えば、オンラインでの参加や、時間帯や場所を柔軟に設定するなど、多様なニーズに対応することが必要です。
3. 成果を見えるようにする:
協働で取り組んだ成果を市民に見せることで、市民たちのモチベーションが高まります。例えば、市民が提案したアイデアが実際に取り入れられたり、改善が図られたりするなど、成果が実感できるようにすることが重要です。
4. 市民の声を尊重する:
市民が自分たちの意見や提案が尊重される環境が整えられることで、市民たちはより積極的に参加し、創造的なアイデアを出しやすくなります。市民の声を聞くためのワークショップやフォーラムなどの場を設けることが必要です。
5. 市民が誇れる魅力的な地方都市を創造する:
市民たちが誇れる、魅力的な地方都市を創造することができれば、市民たちはその地域に愛着を持ち、より熱心に協働するようになります。市民たちが自分たちの地域に誇りを持てるように、地域の歴史や文化、自然環境などを生かした取り組みが必要です。
以上のように、市民のモチベーションを高めるためには、目標を共有し、参加しやすい環境を整え、成果を見えるようにすること、市民の声を尊重し、誇れる魅力的な地方都市を創造することが重要です。
◇いずれも大変重要な指摘であり、私たちの活動を後押し、激励してくれている感覚になります。A3はまちづくりの目標達成のための方法を与え、A4はそれを勧めようとする市民の心構えを示してくれています。相互に関連し、補い合う事柄ととらえられます。A2に示された具体的取り組み策と併せ、今後の活動の指針にしたいと考えています。
まとめ
◇対話型AIのChat GPTの恩恵に寄り、幸せなまちづくりのための市民の取り組み方、そしてモチベーションの高め方について、考え方を抽出し整理しました。参考になる様々なアイデアに触れることができ、あらためてこのツールのすごさに感動します。ただ、基本的には私たちが考え、検討し、提言してきたことと重なる部分が大半であり、これまでの活動の方向性にズレが無いことを確認するとともに、安心感、元気、やりがい感を覚えます。最後の部分に述べられているように、市民の声を尊重し、市民たちが誇れる、魅力的な地方都市を創造すること、の重要性を再認識したいと思います。
◇再確認したいことは、得られた取り組み策は大局的視点に立ったものなので 具体化にはさらなる深掘りが不可欠であり、また本市に特有な課題を含めた具体的解決策提案が必要と言うことです。
◇市民一人一人がこのまちをもっと住みよく幸せに暮らせるようにしたい、と願う気持ちを強く持ち、市民皆が協働してよりよく変えていこうとする意欲、熱意を心から望んでいます。にぎわいと元気のある、楽しく心地よい、快適で癒され安らげる、親しみがあり快適な、そして安全で安心できる、といったまちの実現に共鳴していただけませんか? そこに暮らす市民が皆、いきいきと、満足感に満ち、充実した毎日を送れるウェルビーイングなまち、それは皆さんの心に潜む内的パワーが発揮されてはじめて創造できるのです。
◇そのために取るべきアプローチ方法、さらにはその活動活性化のためのモチベーション向上策まで述べてきました。活動に携わる私たちグループにとって、大変に有益な助言が得られ、強く鼓舞されました。その助言をかみしめ実行に移していきたいと気を引き締めているところです。
お願い
◇ウェルビーイングの意味、日本人の幸福感の低い理由などについて述べた前ブログと併せ、ここまで読んでこられた読者の皆さん、今どんな感想を持たれたでしょうか? 容易に納得できるものではない、間違ってはいないが実行は困難、自分の生活に精一杯で取り組める余裕などない、などネガティブな考えが市民には主流かもしれません。些細なことでも結構ですので、率直な感想、意見、提案などを下のコメント欄へ記していただけると嬉しいです。(名前はニックネームで結構です。)
以上
コメントをお書きください